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インフルエンザ予防接種後の肩の痛みが出たら、、、
こんにちは。
秋深まるこの時期、朝晩の冷え込みと共に私たちの健康を脅かす季節の変わり目がやってきました。
インフルエンザの予防接種シーズンも本格的に始まり、毎年この時期になると接骨院にはワクチン接種後の肩の不調を訴える方が増えてきます。
今年もインフルエンザの流行を前に、体を守るためのバリアとして接種は欠かせないものですが、接種を受ける際には少しの注意も必要です。
せっかくの予防が、新たな痛みの原因にならないよう、正しい知識と対策で秋から冬への移り変わりを健やかに過ごしましょう。
今日はインフルエンザ予防接種後の肩の痛みに焦点を当て、予防から対処法まで、みなさまの疑問にお答えします。
インフルエンザ予防接種後に経験される肩の痛みは、医学的には”Shoulder Injury Related to Vaccine Administration (SIRVA)”と呼ばれています。これはワクチンが肩の関節周辺に投与された際に起こりうる反応で、痛みや動きにくさなどの症状が出ることがあります。
原因
- ワクチンが正しい位置(通常は上腕三頭筋の筋肉内)ではなく、関節周辺の組織に注入された場合
- 注射針が深すぎる、または角度が適切でない場合
- 注射部位の選択ミス、例えば既存の肩の問題がある側に注射した場合
症状
- 注射部位の痛み
- 肩の可動域の減少
- 腫れや発赤
- 触ると痛む
対処法
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冷却療法: 痛みや腫れを起こした直後には、冷却パックを布に包んで患部に20分程度当てることが効果的です。これは一日数回行うことができますが、直接氷を肌に当てないようにしてください。
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温熱療法: 痛みが数日続く場合は、冷却療法の後で温熱療法を試みると良いでしょう。湿布や温かいタオルを使用して肩を温めることで血流が改善され、痛みが和らぐことがあります。
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薬物療法: 痛みが強い場合、市販の非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を使用して痛みと炎症を抑えることが推奨されます。
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運動療法: 軽度のストレッチや可動域をゆっくりと広げていく運動が有効ですが、痛みを増悪させない範囲で行ってください。
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医療機関を訪れる: 痛みや動きにくさが数日以上続く場合は、医療機関に相談することが大切です。適切な評価とアドバイスをもらうことで、症状の改善を促進できます。
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接骨院でのケア: 当院では、痛みのある部位のアセスメントを行い、関節や筋肉の状態を見て、適切な治療を行います。
予防策
- 接種を受ける際には、医療従事者に既存の肩の問題を伝える。
- 注射する位置について質問し、正しい技術で注射されていることを確認する。
注意点
- 注射後の痛みが激しい場合や、症状が改善せずに長引く場合は、医療機関での診察を受けることが重要です。
- 自己判断での強いマッサージや激しい運動は、状態を悪化させることがあるため避けるべきです。
インフルエンザ予防接種後の肩の痛みは、通常は一時的なものですが、痛みが長引く場合は専門家の診断を受けることが大切です。
文責 柔道整復師 高橋幸治 治療歴28年
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