四十肩・五十肩は、肩の周囲組織が炎症を起こし、痛みや可動域の制限が生じる状態です。正式には、肩関節周囲炎と言います。主に中高年、特に４０代から５０代の方に多く見られることから四十肩・五十肩と名付けられました。

◆症状

• 肩の痛みやこわばり
• 腕を上げる動作が難しい
• 夜間の痛み

◆原因

五十肩の主な原因は、肩の筋肉や靭帯の炎症や損傷です。加齢による変化や姿勢の影響も関与しています。

1. 炎症の初期段階　五十肩の原因はまだ完全には解明されていませんが、通常は肩関節周囲の組織に炎症が起こることから始まると考えられています。この炎症は、肩の筋肉、腱（筋肉と骨をつなぐ組織）、および関節包（肩関節を覆う膜）に影響を与える可能性があります。

2. 線維化の段階:　炎症が持続すると、周囲の組織が線維化（繊維組織で置き換えられること）し始めることがあります。これにより、肩の組織が硬くなり、可動域が制限される可能性があります。この段階では、肩の痛みとともに肩の運動が難しくなることがあります。

3. 関節包の収縮　線維化が進行すると、肩の関節包が収縮し始めることがあります。関節包は通常、適切な可動域を保つために必要な組織ですが、収縮することで可動域が制限される可能性があります。この段階では、肩の運動がますます難しくなります。

4. 自然な経過　五十肩は通常、自然な経過をたどります。炎症や線維化が進行する一方で、経時的に徐々に症状が改善する傾向があります。ただし、この過程には数ヶ月から数年かかることがあり、その間、痛みや可動域の制限に悩まされることがあります。

一般的な方法としては以下の３つになります。電位治療、運動、薬がそれになります。これらは、整形外科に行かれると、レントゲン診断の後、このような流れになる傾向があります。

1. 物理療法

物理療法は、五十肩の症状緩和に効果的です。ストレッチやマッサージ、電気療法などを活用し、筋肉や関節の健康を促進します。

2. 運動療法

運動療法は、筋力を回復させるために重要です。専門家の指導の下、適切な運動プログラムを実施しましょう。

3. 医療的アプローチ

痛みや炎症を軽減するため、医師の指導の下で抗炎症薬や関節内注射を検討することもあります。

ゆめたか接骨院軽井沢院では、四十肩・五十肩の症状を改善するために、ゆめたかの治療コンセプトに基づいたプログラムで、施術しています。肩関節の症状の場合、長期化する可能性が高くなります。小さな症状のうちに、早期に施術を開始することで、長期化を防ぐこともできますので、僅かな症状に気づかれたら、直ぐに受診することをお勧めします。

◆歪みを直す

全身的に歪んだ状態では、脳からの治せ！という指令が十分に発揮されません。また、傷んだ筋肉や軟部組織を修復するのに必要な栄養が、歪みから血流不十分となり、運ばれてきません。

歪みを直し、まっすぐな状態にすることで、踏まれていたホースが解放されるようなイメージで、治せという神経の流れ、傷んだ組織を修復する栄養が十分な血液によって、流れてくるのです。

この理由から、まずは骨格を正すことが重要なのです。骨格ファーストということです。ゆめたか接骨院のメインの施術は、骨盤矯正です。土台である骨盤から整え、背骨から全身の骨格を矯正して整えていきます。（※ボキバキするような痛みを伴う矯正ではありません。）

◆筋肉を柔らかくする

骨の次は筋肉にアプローチします。傷んだ筋肉は緊張と硬結（硬いしこりのような状態）が見られることが多いです。この状態では、本来の筋力は発揮されません。筋力を使えるようにするためにも、筋肉を柔らかくすることが大切になります。

また、痛みの原因の多くは、筋肉の硬さです。痛みを感じる神経の部分の多くは、筋肉の中にあります。よって、筋肉の緊張、硬さをとることが、痛み改善にもつながるのです。

この筋肉を柔らかくするには、マッサージやストレッチ、電気療法、テーピングなどが効果的です。

◆筋力をつける

最後に、整えた骨格が再び歪まないように、骨格周りの筋力をつけていきます。骨盤矯正、骨格矯正は、積み木を綺麗に積み上げた状態です。これを崩さないようにするためには、積み木をバンドで留めておくことです。このバンドの役割が、筋肉になるのです。骨格が歪まないように、正しい状態を維持できる筋肉をつけることが最重要になるのです。

筋力をつける方法として、ゆめたか接骨院軽井沢院では、活動習慣の指導をしています。もちろん、筋力をつけるのであれば、運動をすることやジムに通うことが一番です。しかし、運動習慣がついている方は、成人で３割に届きません。

そこで、運動の代わりに筋力をつける方法として、立ち方、座り方、歩き方の中で、筋力がつく方法を指導しています。立つことはほとんどの方が、毎日行っている動作です。歯磨きに始まり、ドライヤーの時など、立っていることが多いですよね。その立ち方を指導させていただくことで、骨格を正しい状態に維持する筋力をつけることが可能になります。簡単なことで、かつ効果的な方法なので、多くの方に実践していただきたいです。

以上、歪み→筋肉→筋力といった流れで、根本改善プログラムのメニューを用意しています。なかなか治らない肩の痛み、ちょっと気になる肩の痛みなどがありましたら、是非、この３ステップをお試しください。